年賀状DMで効果的な方法とは?例文やテンプレートを紹介

年賀状をDM(ダイレクトメール)にすることで、さまざまな販促効果が得られます。ハガキのため開封率が100%で、新年の挨拶として好意的に受け入れられやすいのがメリットです。本記事では年賀状DMのメリットや効果を高めるポイントを説明するとともに、利用する際の注意点などを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.年賀状DMを利用するメリットとは
    1. 1.1.メリット1.開封率は100%
    2. 1.2.メリット2.DMの保管率が高い
    3. 1.3.メリット3.競合が少ない
    4. 1.4.メリット4.既存顧客との関係性を強化
    5. 1.5.メリット5.休眠顧客の掘り起こしに有効
    6. 1.6.メリット6.新規見込み顧客の獲得
  2. 2.年賀状DMを作成する時の効果的なポイント4つ
    1. 2.1.ポイント1. 年始だけのお得になる特典をつける
    2. 2.2.ポイント2. 年賀状としてデザインをシンプルにする
    3. 2.3.ポイント3. 心が伝わるように手書き風メッセージにする
    4. 2.4.ポイント4.顧客(既存・休眠・新規)によってデザインを変える
  3. 3.年賀状DMを利用する際の注意点
    1. 3.1.注意点1.年始に届くよう発送時期に注意する
    2. 3.2.注意点2.年賀はがきを用意する
    3. 3.3.注意点3.営業色を抑えた仕上がりにする
    4. 3.4.注意点4.年賀状らしさを残すようにする
  4. 4.年賀状DMで使える例文やテンプレート
    1. 4.1.年賀状DMで使える例文
    2. 4.2.年賀状のDMで使えるテンプレート
  5. 5.効果的な年賀状DMを作成してみよう

年賀状DMを利用するメリットとは

年賀状DMは、新年に送る年賀状の形式で送付するダイレクトメールのことです。一般的に、日本郵便の年賀はがきに印刷して作成します。活用の機会は年始と限られていますが、新年の挨拶という点で特別感があります。

上手に利用することで、通常のDMよりも高い販促効果が期待できるでしょう。既存顧客との関係強化や、新規見込み顧客の獲得にもつながります。

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ここでは、年賀状DMを利用するメリットについて紹介します。


メリット1.開封率は100%

年賀状はほかのハガキDMと同じく、開封率が100%というメリットがあります。受け取れば必ず目を通してもらえるため、高い販促効果が期待できるのが特徴です。

新年は家でゆっくり過ごし、年賀状を1枚ずつ手にとって確認するという人も多いでしょう。通常のハガキよりも内容をしっかり読んでもらえる確率が高く、DMの効果は普段よりも格段に上がります。


メリット2.DMの保管率が高い

年賀状DMは、通常のDMよりも保管率が高いというメリットもあります。通常のDMの場合は、目を通したあと保管することなく捨てられてしまうことがほとんどです。

しかし、年賀状DMはお年玉付き年賀状にすることで抽選日まで保管してもらえる可能性が高くなり、年始イベントの案内や割引サービスなどを記載しておけばさらに保管率が高まります。


メリット3.競合が少ない

年賀状DMは競合が少なくなるのもメリットです。通常のDMでは、無宛名郵便と呼ばれる配達地域指定郵便物を利用することができます。顧客リストの必要なく、「〇〇区2丁目にお住まいの方」など指定した地域の全戸に郵便物を配送するサービスです。25グラムまで57円、50グラムまで67円など、通常の郵便物に比べて安い料金で配達できるのが特徴です。

この配達地域指定郵便物は12月15日から翌年1月14日までの間は取り扱いがないため、年賀状DMを送る企業も少なくなり、競合が少なくなる分DMの効果を高めることが可能です。


メリット4.既存顧客との関係性を強化

年賀状DMは既存顧客との関係性を強めるのに適しています。年賀状は日本の文化として定着しており、年始の挨拶は好意的に受け取られる可能性が高いでしょう。また、先述のとおり年始はDMが少ないため、新鮮に感じてもらいやすくなります。

顧客との関係強化という意味では通常のDMのように営業を全面に出すのではなく、信頼関係の醸成に注力することも大切です。日頃の感謝を込め、誠意を持って挨拶することを意識して作成するとよいでしょう。


メリット5.休眠顧客の掘り起こしに有効

年賀状DMは休眠顧客の掘り起こしにも効果的です。一度だけ来店したり購入したりして、そのまま利用がないという顧客は多いでしょう。一度でも利用したことのある顧客であれば、フォローすることでまた利用してもらえる可能性が少なくありません。

新年の挨拶もかねて送る年賀状DMは営業色も薄く、好意的に受け取られやすくなります。わざわざ新年に挨拶してくるのは誠意のある会社だと感じられるでしょう。


メリット6.新規見込み顧客の獲得

年賀状DMは新規見込み顧客の獲得にも効果があります。お正月はどの家庭もお祝いムードで、購買意欲も高まる時期です。普段は買わないものにも興味を抱く心理状態にあり、商品やサービスをアピールしやすいでしょう。

また、1月は新しいものに挑戦したくなる時期で、年賀状DMの内容にも興味を抱く可能性が高くなります。


年賀状DMを作成する時の効果的なポイント4つ

年賀状DMを作成する際は、いくつかのポイントを押さえると効果が高まります。まず、年始だけお得な特典をつけると興味を惹きやすいでしょう。デザインはシンプルにして、気持ちを伝えるために手書きのメッセージにするのも効果的です。また、顧客ごとにデザインを変えるのもおすすめです。

年賀状DMの効果を高める4つのポイントを紹介します。


ポイント1. 年始だけのお得になる特典をつける

新年は新しいことを始めるために購買意欲が高まる時期ですが、そこに年始だけお得になるクーポンや優待チケットなど特典をつけてDMを送れば、より利用してもらえる可能性が高まります。

また、入学や新社会人など新生活は4月から始まりますが、準備は新年から始める人も多く、年賀状DMによるアピールが効果を発揮するでしょう。


ポイント2. 年賀状としてデザインをシンプルにする

年賀状DMであるからにはデザインも通常とは異なる、新年らしさを感じるデザインにしましょう。通常のDMと変わらないのでは、かえって印象が悪くなります。

デザインは干支のモチーフや門松、日の出などのデザインがおすすめです。ただし、伝えたいことがしっかり伝わるよう、デザインはできるだけシンプルなものにとどめましょう。


ポイント3. 心が伝わるように手書き風メッセージにする

ただ印刷された文面やイラストだけでなく、手書き風のメッセージを入れると印象が変わります。「明朝体」や「楷書体」などのフォントにすれば、印刷とはわかっていても親しみを感じるでしょう。

自分に向けて送ってくれたという心が伝わり、通常のDMとは違った特別感のある年賀状DMになります。読んでみようという気持ちになるでしょう。


ポイント4.顧客(既存・休眠・新規)によってデザインを変える

年賀状DMが他の年賀状に紛れてしまわないために、目的に合わせたデザインにすることも大切です。まず、年賀状DMが新規顧客の開拓なのか既存顧客との信頼関係強化なのか、目的を明確にすることから始めます。

目的に応じ、以下のようにデザインを変えてみましょう。


新規顧客:商品やサービスの内容が一目でわかるデザイン

休眠顧客:新しい商品・サービスなどの魅力が伝わるデザイン

既存顧客:手書きなど、親しみやすさが伝わるデザイン


目的とする顧客に合わせたデザインにすることで、受け取った人は行動を起こしやすくなるでしょう。


年賀状DMを利用する際の注意点

年賀状DMを利用する際は、いくつか注意したい点があります。まず、年賀状DMは年始に届かなければ意味がないため、発送時期には十分注意しましょう。また、官製年賀はがきまたは私製の年賀用はがきを用意することと、作成の際は営業色はできるだけ抑えて年賀状らしさを残すことも大切です。

ここでは、年賀状DMを利用する際に注意すべき点を4つ紹介します。


注意点1.年始に届くよう発送時期に注意する

年賀状の投函時期は決まっており、決められた時期に投函することが大切です。年賀状の受付開始は前年の12月15日からで、それ以前に投函した場合は年賀郵便扱いとなりません。そのまま通常郵便として配達されてしまいます。

また、元旦に届くための締め切りは、前年の12月25日頃です。例えば2023年(令和5年)の元日に配達したい場合は、できるだけ2022年12月25日(日)までに投函することが必要です。年末ぎりぎりに投函すると、元日の配達には間に合わない可能性が高くなります。


注意点2.年賀はがきを用意する

年賀状DMを作成するためには、官製年賀はがきか私製はがきを用意します。官製はがきはすでに「年賀」と明記されており、切手を貼らずに投函できるため面倒がありません。

さらにお年玉抽選がついているため、抽選日まで保管してもらいやすいというメリットがあります。ただし、より自由なデザインにしたい場合は私製のはがきが便利です。


注意点3.営業色を抑えた仕上がりにする

年賀状DMでは通常DMとは異なり、営業色を抑えた仕上がりにする必要があります。既存顧客であれば日頃の感謝を伝え、「本年もよろしくお願いいたします」といった年賀状本来の意味合いを出すことも大切です。

もちろんDMである以上、新年のキャンペーンなどを記載することは必要ですが、営業ではあっても違和感なく受け取れる内容にすることを意識するとよいでしょう。


注意点4.年賀状らしさを残すようにする

年賀状らしさは十分に残すようにしましょう。いつも送られてくるようなDMでは、年始に送る意味がなくなります。ほかの年賀状のなかで、悪い意味で目立ってしまう可能性もあるでしょう。

年賀状DMとして出す意味を考え、いつものDMにはない特徴を出すようにしてください。年賀の挨拶と新年にふさわしいイラストや写真を添えるとよいでしょう。


年賀状DMで使える例文やテンプレート

年賀状DMを初めて作るときは、DMとしてふさわしい文面やデザインに悩むこともあるでしょう。ビジネスマナーに沿った文章であると同時に、ただの定型文ではない、オリジナルの内容にすることが大切です。特に年賀状は新しい年の始まりとして印象に残りやすいため、心を込めて作成するようにしましょう。

ここでは、年賀状DMでおすすめの例文やテンプレートについて紹介します。


年賀状DMで使える例文

年賀状DMで使える例文をいくつか紹介します。ぜひ参考にしてください。

BtoC向けの例文

新年あけましておめでとうございます!

昨年はご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

本年もスタッフ一同頑張って参ります。

昨年同様変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年はご来店ありがとうございました。

今年も〇〇様に喜んで頂ける商品を提案できるよう、頑張りたいと思います。


BtoB向けの例文

謹賀新年 旧年中は格別のお引き立てを賜り、心よりお礼申し上げます。

本年もスタッフ一同より一層サービス向上を目指し、お客様にご満足いただけるサービスを心がける所存です。

今年も、何卒ご愛顧をよろしくお願い致します。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


年賀状のDMで使えるテンプレート

年賀状のDMに使えるテンプレートをダウンロードできるサイトはネット上にいくつかあり、その多くは無料で利用できます。

業種別、目的別などで選べるテンプレートを活用してみるとよいでしょう。ターゲットを明確にし、顧客にあわせたデザインを選択することで、高い反応率が期待できます。


効果的な年賀状DMを作成してみよう

日本の文化として定着している年賀状はDMとしても受け入れられやすく、高い販促効果が期待できます。お年玉付き年賀状にすれば保管率も高まるでしょう。年賀状らしいシンプルなデザインにして、手書き風メッセージを入れるのが効果を高めるポイントです。

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