サンキューレターとは?書くべき内容と例文、送付時のポイント

来店した顧客に対して送る「サンキューレター」は、リピーターを増やすのに効果的な接客ツールのひとつです。無機質なメールではなく実際に手に取って確認できる手紙として届けるため、送る側の感謝の気持ちを顧客に対してダイレクトに伝えられます。

この記事では顧客に感動を与えられるレターの書き方について解説をします。サンキューレターの例文も目的別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

  1. 1.サンキューレターの基礎知識
    1. 1.1.サンキューレターとは?
    2. 1.2.サンキューレターに書いておくべき内容
      1. 1.2.1.・感謝の言葉
      2. 1.2.2.・商品の補足説明
      3. 1.2.3.・パーソナルメッセージ
      4. 1.2.4.・再会の希望
  2. 2.サンキューレターの主な例文
    1. 2.1.商品の補足説明を厚くしたもの
      1. 2.1.1.・商品の魅力を伝える 
      2. 2.1.2.・商品のメンテナンス方法など役立つ情報を入れる
      3. 2.1.3.・フェアやキャンペーンの情報を入れる
    2. 2.2.パーソナルメッセージを厚くしたもの
      1. 2.2.1.・特別感を演出する
      2. 2.2.2.・親密感をアップさせる
  3. 3.成功しやすいサンキューレターのポイント
    1. 3.1.すぐに送付する
    2. 3.2.手書きで送る
    3. 3.3.はがきで送る
    4. 3.4.文章の型をつくっておく
  4. 4.顧客に感動を与えられるサンキューレターを届けよう


サンキューレターの基礎知識

サンキューレターの主な目的は、「顧客に感謝を伝えること」と「リピーターを増やすこと」の二点です。

ここでは、サンキューレターの基礎知識について解説をします。


サンキューレターとは?

サンキューレターとは、顧客に感謝の気持ちを伝えるために送る手紙のことです。顧客個人に対して親愛の意を表したり、顧客に合わせたアドバイスをしたりすることで良好な関係性を構築していきます。リピート購入につながる可能性があるため、ぜひ活用したい販促ツールです。

その他の使い方としては初めて来店した人のアフターフォローや、来店からしばらく経っている顧客に再来店を促すのに効果があります。商品やサービスの内容をより知ってもらうことができるため、常連客になる可能性も期待できるでしょう。


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サンキューレターに書いておくべき内容

サンキューレターの重要ポイントは、顧客によい印象を与えるメッセージを書くことです。

ここでは、書いておくべき内容について解説します。


・感謝の言葉

まずは、顧客に対して感謝の気持ちを表すようにしましょう。

たとえば、「○○をご購入くださりありがとうございました」など、商品を購入してくれた顧客に対し「ありがとう」という気持ちを丁寧に伝えます。

なお、冒頭のメッセージには顧客の名前を書いておくと親近感を与え、顧客を大切に思っている気持ちが伝わりやすいのでおすすめです。


・商品の補足説明

購入してもらった商品やサービスのメリットなどを説明することにより、リピーターを増やすことを目指します。

商品やサービスが高価な場合、顧客は購入後も「購入したのは間違いだったのではないだろうか?」と不安に感じている方がいるかもしれません。

有効に商品やサービスを活用してもらい、より満足感を得てもらうためにも、商品の補足説明をしてそのよさをアピールすることが効果的です。


・パーソナルメッセージ

サンキューレターを送る際に、その他大勢の顧客に宛てるようなありきたりのメッセージを書いても顧客はあまり喜びません。

「あなたは大切な顧客である」ということを相手に伝えるようにしましょう。顧客との会話で出てきた言葉や、会ったときの印象をもとに書くように意識してみてください。

そうすることで、顧客は「自分一人のために書いてくれた」という特別感を感じられるため、信頼関係を構築しやすくなります。


・再会の希望

再来店をお待ちしているというメッセージも忘れずに書くようにしましょう。サンキューレターの末尾には、「またお会いしたい」という気持ちを表すようにします。注意点は商品を売り込む文章ばかりを書かないことです。

あくまでも、「お客様に再会したい」というスタンスが表れるような表現で伝えるようにします。こちらの利益ばかりを追求しているような文章では、顧客によい印象を与えられないので気をつけてください。




サンキューレターの主な例文

サンキューレターでは感謝の気持ちを表現しながらも、商品についてのメッセージを伝えることも必要です。また、顧客に親密感を感じさせるメッセージもよいでしょう。

ここではサンキューレターの書き方について例文をご紹介します。


商品の補足説明を厚くしたもの

サンキューレターは顧客に感謝の意を表すことにより親密な関係性を築くのが重要な目的ですが、

商品についての「魅力」「役立つ情報」「キャンペーン情報」など売り上げにつながる情報を伝えることも必要となります。

アパレル業界を例にして、情報の種類別に例文をご紹介しましょう。


・商品の魅力を伝える 


【例文】
〇〇様

  先日はご来店いただき誠にありがとうございます。

  お買い上げいただいたワンピースは、これからの季節にぴったりです。

  オンオフを問わず使いやすい色ですのでたくさん着回していただけることと思います。

  〇〇様には品の良いファッションがお似合いです。

  ファーを取り入れると冬らしい着こなしになります。

  また近くにお寄りの際は、遊びにいらしてください。

  〇〇様に再びお会いできることを楽しみにしております。


・商品のメンテナンス方法など役立つ情報を入れる

【例文】

〇〇様

  この度はご来店いただき誠にありがとうございます。

  ご購入いただいたコートは〇〇様のかわいらしい雰囲気に大変お似合いでした。

  ご帰宅後はコートの肩幅と合う厚みのあるハンガーにかけていただけると形崩れしにくくなります。

  ぜひとも末永くご愛用いただけることを願っております。

  ご不明な点や気になる点がございましたら、私××までお問い合わせください。

  寒い日が続きますが、また〇〇様にお会いできることを心よりお待ち申し上げております。


・フェアやキャンペーンの情報を入れる

【例文】

〇〇様

  先日はご来店いただき誠にありがとうございます。

  さて、今回は「お友達ご紹介キャンペーン」のご案内をさせていただきます。

  同封のご紹介カードをお持ちのお友達に2,000円以上のお買い物をしていただきますと、

  ご紹介くださったお客様とお友達に1,000円分のお買い物券をプレゼントいたします。

  ささやかなプレゼントですが、ぜひご利用なさってお買い物を楽しんでください。

  これからも、皆様に楽しんでいただける店づくりに努力してまいりたいと思っております。


パーソナルメッセージを厚くしたもの

「あなたは特別な顧客です」というように、顧客一人ひとりに向けてメッセージを伝えることも重要です。

ここでは、パーソナルメッセージを厚くした例文をご紹介します。


・特別感を演出する

【例文】

〇〇様

  いつも当店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

  △△月××日は〇〇様のお誕生日ということで、

  日頃の感謝の気持ちを込めて誕生日をお祝いするダイレクトメールを送らせていただきました。

  このはがきをお持ちいただければ、当店の商品を全品半額でご提供させていただきます。

  〇〇様が毎日を楽しく過ごせる素敵なお洋服を取り揃えて、ご来店をお待ちしております。


・親密感をアップさせる

【例文】

〇〇様

  いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。

  先日お買い上げになったテーラードジャケットは〇〇様の知的な雰囲気にぴったりです。

  〇〇様がお召しになっていたチェック柄のワンピースにもすごくお似合いでした。

  裏面にはご自宅で簡単にできるケア方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいませ。

  また〇〇様にお会いできるのを楽しみにしています!

スタッフ××


P.S

  ファッションについて〇〇様とたくさんお話ができたのがとても嬉しかったです。

  次回のご来店時にまた楽しくお話できるよう、ファッション情報を仕入れておきますね。


サンキューレターについて詳しく聞きたい方はこちらから


成功しやすいサンキューレターのポイント

顧客の心に残るようなサンキューレターを届けるにはいくつかのコツがあります。

ここでは成功しやすいサンキューレターのポイントについて解説をします。


すぐに送付する

サンキューレターはなるべく早く送るようにするのがポイントです。できれば顧客が来店した日の翌日までに発送しておくとよいでしょう。早ければ早いほど顧客に「特別感」を与えられ、好印象を持たれやすくなります。

反対に来店1~2か月後など遅れて送付すると、何に対するお礼の手紙かわからなくなりがちなので、せっかくサンキューレターを送っても高い効果を得られません。早めに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。


手書きで送る

なるべく手書きの文字で書いたほうが顧客の心の中に残りやすくなります。パソコンなどで打った味気ない文字よりも、わざわざ自分のために書かれた手紙だと顧客が感じやすいからです。

内容もテンプレートの文章をそのまま書き移すのではなく、お客様とのふれあいについてなどをしたためると、送る側の誠意が伝わりやすくなります。たとえ達筆でないとしても、丁寧に心を込めて書いた文字には温かみがあるので、顧客も何となく処分がしにくいでしょう。

そのため、レターを保存してもらえる可能性もあります。

はがきで送る

サンキューレターの用紙の種類は、はがきを選ぶとよいでしょう。わざわざ開封しなくてもサッと見られるので、顧客が内容をすぐに確認できるからです。

封書で送った場合、開封するのが面倒なためにそのまま処分される可能性があります。心を込めて手書きで書くならば、お客様にぜひとも読んでいただきたいものです。

そのためにも、はがきを選んでお客様の目に触れやすくしましょう。

文章の型をつくっておく

サンキューレターを書くときには、すぐ送付できるようあらかじめ構成を決めておくとよいでしょう。文章の型を何パターンか作成しておいて、それぞれの顧客に合ったタイプの文章を選びアレンジします。

顧客との会話で印象的だったキーワードを必ず入れ込むのもポイントです。お客様に購入したときの楽しかった雰囲気を思い出してもらえるでしょう。

上手く行けば、再来店につなげられることが期待できます。

顧客に感動を与えられるサンキューレターを届けよう

サンキューレターを送付する重要な目的は、顧客の心に感動を与えてリピーターを獲得することです。

感謝の気持ちと共に顧客を大切に思っているということをスピーディーに伝えると、顧客は「また、あのお店の商品やサービスを利用してみたい」という気持ちになるでしょう。

toC向けのサービスを提供しているお客様や既存顧客のフォローにお困りの方はこの機会に是非郵送DMの活用をご検討くださいませ。ネクスウェイではサンキューレターなどの毎月の発送業務もWEB上で簡単に手間なく発送可能です。また1通からも発送可能ですので、これから事業を始める方、事業を始めたばかりの方でもお気軽にお問合せください。



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