DMの書き方|目的別の例文テンプレートと顧客の反応を引き出すコツ

DM(ダイレクトメール)の基本的な書き方は、①季節の挨拶②商品・サービスの紹介③相手の健康祈念の3つの構成です。特に冒頭の文章は顧客の興味関心を決定づけるため、注力すべき箇所といえるでしょう。


この記事では顧客の反応を引き出すためのポイントや例文・例文・テンプレートを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。




目次[非表示]

  1. 1.基本的なDMの書き方
  2. 2.DMの書き方のコツ
    1. 2.1.冒頭では顧客の興味関心を意識する
    2. 2.2.読み手にとってのメリットを盛り込む
    3. 2.3.顧客との関係性に応じて表現を変える
  3. 3.【目的別】DMの書き方の例文・テンプレート
    1. 3.1.キャンペーンのDM
    2. 3.2.新商品紹介のDM
    3. 3.3.アフターフォローのDM
    4. 3.4.休眠顧客に向けたDM
    5. 3.5.ニュースレターのDM
    6. 3.6.コロナ禍を意識したDM
  4. 4.書き方のコツを理解して効果的なDMにしよう


基本的なDMの書き方

はじめに、そもそもDMとはどのようなものかと、基本的なDMの書き方から確認していきましょう。

そもそもマーケティング用語でいうDM(ダイレクトメール)とは、企業が顧客へ直接届ける広告のことを指します。

顧客に直接的なアプローチをして宣伝を行い、集客をのばして売上をアップさせる目的で用いられる、ダイレクトマーケティングの手法のひとつです。

成果を上げるために、DMにはキャンペーン情報や新商品の紹介、アフターフォローなど、商品やサービスに関する内容が含まれています。

DMには、はがき、封書、電子メール、FAXなどの種類があり、はがきや封書などの印刷物は開封率が比較的高いとされるため、うまく活用してみましょう。

DMには、以下のようなさまざまなメリットがあります。

・印刷物であるため、自由な表現をしやすいこと

・既存客のニーズや嗜好をもとに、アプローチし再来店を促してリピーターを増やせること

・反応率をチェックしやすいこと

・あまりオンラインの情報に触れない層にも、効果的なアプローチができること


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基本的にDMを書く際は、季節の挨拶で始めて相手の健康を祈念する結びの表現で締めると良いでしょう。季節の挨拶と結びの表現の例は、以下のとおりです。

・季節の挨拶例:ようやく春めいてきましたが、いかがお過ごしですか

・結びの表現例:季節の変わり目ですので、お身体にはくれぐれもお気を付けください

このような手紙のマナーにのっとった書き方は、書き出しに困ったときや、訴求と結びつけにくい場合などに利用しやすいでしょう。

挨拶文以降、商品やサービスの訴求に自然につながるような内容であれば、スムーズに話に入っていけます。たとえば、季節の挨拶例で紹介した挨拶の後に「春といえば……」というように、訴求に結びつけるといいでしょう。

ただし、やや定型じみているため、一定の関係性が構築されている既存顧客に効果的です。新規顧客はDMを送付した企業や店舗のことを知らないため、定型に近い挨拶文のDMを最後まで読まない傾向にあるといわれます。

新規顧客に送る場合には、読んですぐに興味を持ってもらえるようにすることが重要です。


DMの書き方のコツ

ここからは、顧客の反応を引き出すための書き方のポイントについてチェックしていきましょう。


冒頭では顧客の興味関心を意識する

DMは、開封直後の冒頭で相手を引き込むことができれば、続きを読んでもらえる確率が高まります。とくに冒頭は、顧客の興味関心を意識するようにしましょう。

訴求しやすい例として、ターゲットの悩みに関する内容や、心を掴むキャッチコピーなどがあります。また、手書き文字を使ってまるで私信のように演出するテクニックもおすすめです。

内容も顧客の皆様に向けてではなく一人の相手に対する手紙として書くようにすることで、印刷物でも親しみやすい印象になるでしょう。


読み手にとってのメリットを盛り込む

DMを書く際は、顧客の立場から見てお得感のある内容を盛り込むことがポイントです。読み手にとってのメリットを具体的に記載しましょう。割引やプレゼントなどの特典をつける方法もあります。

文章は読み手が自然に共感でき、肯定的な気持ちになれるように書けると理想的です。自社や担当者が売り込みたいことではなく、読み手にとって興味があり、メリットとなるような内容にしましょう。

相手の気持ちを考慮せずに唐突なタイミングで売り込みを行うと、顧客がDMを読むのを中断してしまうおそれがあるため避けたほうが無難です。


顧客との関係性に応じて表現を変える

DMに最適な表現は、顧客との関係性によって異なります。新規顧客には、丁寧に挨拶を行い、DM送信の目的を伝えることが大切です。

一方、既存顧客へのアプローチでは、相手との親密さが伝わるような特別感のあるメッセージが効果的でしょう。しばらく購入や来店のない状態の休眠顧客には、商品・サービスの魅力をあらためて訴求し、再利用を促すのがおすすめです。

DMの書き方のポイントには、これらのほかに「文章はシンプルにわかりやすく書くこと」や「効果的な追伸を入れること」があります。

DMは見てすぐに理解できる内容でないと読んでもらえないため、難しい言葉や回りくどい言い回しを避けて、わかりやすい表現にしましょう。また、最後に読むこととなる追伸の部分は印象に残りやすいため、読み手の行動を後押しできるような内容を書くと効果的です。



【目的別】DMの書き方の例文・テンプレート


実際に、DMの書き方の例文を目的別にチェックしていきましょう。


キャンペーンのDM

期間限定のセールやクーポン配布など、お得なイベントの開催をお知らせする際のDMの書き方例です。以下、誕生日や記念日など、顧客の特別な日をお祝いしてキャンペーンにつなげるケースを紹介します。

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〇〇様

お誕生日おめでとうございます。

この1年が〇〇様にとって、素敵な1年になりますように!

当店より感謝とお祝いの気持ちを込めて、

特別なプレゼントを用意させていただきました!

バースデークーポン(30%OFF)は、お誕生月にご利用いただけます。

ぜひこの機会にお買い物をお楽しみください!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

[クーポン内容]

有効期限:YYYY年MM月DD日~YYYY年MM月DD日

お会計時の合計金額より30%OFF

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

〇〇様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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新商品紹介のDM

以下、新商品や商品のリニューアルを紹介する際のDMの書き方例です。

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〇〇様

いつもA商品をご愛顧いただきありがとうございます。

この度A商品が新しく生まれ変わり、さらに〇〇ができるようになりました。

当店より日頃の感謝の気持ちを込めて、A商品をご愛顧いただいているお客様限定の特別なクーポンを用意させていただきました。

ぜひこの機会にお試しください!

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[クーポン内容]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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アフターフォローのDM

商品購入後などにアフターフォローとしてDMを送ると、リピーターを増やしたいときに効果的です。アフターフォローとしてDMを送る際は、発送タイミングごとに適したフォローをするといいでしょう。

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〇〇様

先日は〇〇をご購入いただき、誠にありがとうございました。

ご購入から約1週間が経過しましたが、実際の使い心地はいかがでしょうか?

もしもわからない点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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〇〇様

先日はトライアルセットをご購入いただき、誠にありがとうございました。

そろそろ体調の変化などを感じられましたでしょうか?

この商品は使い続けることでより効果を実感できます。

お得な3ヵ月分のボトルを用意しておりますので、ぜひご検討ください。

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休眠顧客に向けたDM

しばらく購入のない休眠顧客の掘り起こしを目的としたDMは、以前ご縁があったこと、DMを届けた理由、商品などのメリットなどを伝えることが重要です。休眠顧客に向けたDMの例は、以下のとおりです。

______

〇〇様

先日は〇〇をご利用いただき、ありがとうございました。

お変わりなくお過ごしでしょうか。

この度、以前ご愛用いただいていたA商品がパワーアップしたことをお知らせするためにご案内をお送りいたしました。

〇〇が加わり、より効果を実感できる商品になりましたので、新しくなったA商品をお役立てください。

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ニュースレターのDM

ニュースレターとは、顧客が抱える悩みやニーズに関する知識を与えて、企業や商品などへの理解を深めるために出す手紙のことを指します。以下、ニュースレターの例文です。

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家を購入する場合には、事前準備が重要であることをご存じですか?

購入の3年前から情報を集めて準備を進めておくと、購入金額やその後のローン費用を節約することが可能です。

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このような内容で送り、自身のためになる情報を与えてくれる企業だと感じれば、その後のDMも読んだりイベントに参加したりしてもらいやすくなります。信頼関係が構築できるため、今後実際に家を購入する場合に選んでもらえる可能性が高まるでしょう。


コロナ禍を意識したDM

コロナ禍では、感染不安のために店舗を利用しづらいと感じて、足が遠のいているケースがあります。感染対策をしていることを伝えて安心してもらい、久しぶりに来店するきっかけにしましょう。コロナ禍を意識したDMの例は、以下のとおりです。

______

連日の報道で、不安な毎日を過ごされていることと存じます。

コロナ禍で暗くなりがちな今だからこそ、ポジティブな気持ちになってもらえるような特別キャンペーンをご用意しました。

当店では、感染対策をしっかりと行ったうえで営業を継続しております。

安心して〇〇をお楽しみください。

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書き方のコツを理解して効果的なDMにしよう

DMは、顧客に直接的なアプローチをして宣伝を行うダイレクトマーケティングの手法のひとつです。はがき、封書、電子メール、FAXなど、DMには種類があり、はがきや封書などの印刷物は開封率が比較的高いとされるため、うまく活用してみましょう。

DMの基本的な書き方や書く際のコツ、例となるテンプレートなどをチェックして、より効果的なDMを送ることが重要です。

DMの発送業務をより効率化したい場合は、FAXやDMを送るSaaSツールを提供するネクスウェイの「NEXLINKオンデマンド便サービス」がおすすめです。

NEXLINKオンデマンド便サービスでは、サービスの種類や送る形状(様々な種類のハガキや封筒)を選び、宛先リストなどをWeb上にアップロードするだけで、PCから簡単に全国へ発送手続きが行えます。CRM等の顧客データベースとAPI連携すれば、さらに時間と手間をかけずに届けられるようになります。

また30,000通まで当日発送できるため、すぐにDMを送りたい場合にもぴったりです。さらに1通当たりのコストが安く、気軽に利用できます。ぜひ導入を検討してみてください。




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