手書きのDM(ダイレクトメール)は効果が高い?作成のコツは?
DM(ダイレクトメール)は一部だけでも手書きにすると、ほかとの差別化ができるうえに気持ちが伝わりやすいため、読み手に好印象を持ってもらいやすいでしょう。
そこで今回は、手書きのDMについて詳しく解説していきます。手書きDMが効果的な理由や基本の書き方、効果をさらに向上させるポイントまで詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
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目次[非表示]
- 1.手書きDMが効果的な理由
- 1.1.差別化につながるため
- 1.2.気持ちが伝わりやすいため
- 2.手書きDMの書き方
- 2.1.手書きにする箇所を決める
- 2.2.目的を明確にし、顧客の属性別に内容を変更する
- 3.手書きDMの効果をさらに向上させるポイント
- 3.1.具体的な数字を提示する
- 3.2.文章の主体を顧客側にする
- 3.3.来店時のエピソードなどを盛り込み、特別感を出す
- 3.4.メリットだけでなくデメリットにも触れる
- 3.5.手書き代行業者を利用する
- 3.6.宛名や住所も手書きにする
- 3.7.後追い電話(フォローコール)を行う
- 3.8.謝罪や謙遜をしすぎない文章にする
- 4.手書きDMのメリットを理解し効果的なDMを送ろう
手書きDMが効果的な理由
手書きDMが効果的だといわれる2つの理由について、詳しくチェックしていきましょう。
差別化につながるため
手書きのDMは、印刷されたものよりも手間がかかります。そのため、多くのDMが活字で印刷されているのが現状です。
DMを手書きで書くと、珍しさもあって画一的なフォントよりも目立ち、差別化につながるでしょう。パーソナル感があることで受け取った相手にただのセールスレターだと思われにくくなり、読んでもらいやすいというメリットがあります。
気持ちが伝わりやすいため
人間には「手間と時間がかかっているものを大切にする」という心理的傾向があり、これは「返報性の原理」と呼ばれます。
手書きでは手間がかかるものの、その手間をかけて手書きで心をこめて書いた気持ちが読み手に伝わるため好印象を与えやすいのです。また、フォントでは伝わりにくい人間味を感じてもらえます。そのため、手書き風印刷や代筆などで対応している企業もあるくらいです。
手書きでDMを書くのは、女性のターゲットに効果的な手法とされています。特に、アパレルや美容室、化粧品などの業界にぴったりでしょう。一筆手書きの文章を添えるだけでも、気持ちが伝わる効果的なDMになります。
手書きDMの書き方
ここからは、手書きDMを書く際のポイントを詳しくチェックしていきましょう。
手書きにする箇所を決める
DMに手書きの文章を入れる場合、全文を手書きにするか、一部を手書きにするかを決めます。
もしも全文を手書きにする場合は、DMを送るターゲットの属性に合わせて文章の硬さを変えるといいでしょう。文章だけだと硬くなりすぎる場合は、イラストや写真を添えるのもおすすめです。
DMの一部を手書きにする場合は、目立たせることで効果が期待できる箇所を手書きにするといいでしょう。
たとえば、キャッチコピーや見出しなどの商品・サービスの売りになる部分、特に訴求したい部分、お誕生日クーポンなどの特典(オファー)、追伸などの一言メッセージなどがおすすめです。
目的を明確にし、顧客の属性別に内容を変更する
DMはやみくもに送るよりも、ターゲットごとにメッセージを絞ったほうが相手に刺さりやすく反応率が期待できます。また、うまくターゲットを絞って効果的なDMにするためにも、目的を明確化させることが重要です。
DMを送付する目的を決め、ターゲットごとに文章や表現を変えるようにしましょう。送付タイミングもDMの目的や顧客の属性を見極めて決めると、より反応してもらいやすくなります。
・新規顧客(見込み客)
関係性ができあがっていない新規顧客の場合、知らない会社からのDMは読み飛ばされる可能性が高いです。DMの冒頭で有益な情報であることをアピールし、興味を引きましょう。
たとえば「○○業界で売上を向上させる方法」など、わかりやすい見出しを挨拶文の冒頭に入れると効果的です。
・既存顧客
すでに、ある程度の関係性ができあがっている既存顧客に対しては、親密さや特別な顧客であることが伝わる内容にしましょう。また、DMの書き手を明確にして、読み手に親しみを持ってもらいやすくするのもおすすめです。
・休眠顧客
しばらく利用がない休眠顧客のなかには、今さら行きづらいと感じて余計に足が遠のいているケースがあります。「こちらは今でも大切に思っていますよ」と歓迎の気持ちをアピールすると、来てもらいやすくなるでしょう。
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手書きDMの効果をさらに向上させるポイント
ここからは、手書きDMをより効果的にするためのポイントを解説します。
具体的な数字を提示する
アピールしたい実績や事実などは、できる限り具体的な数字で表現すると、説得力が伝わるためおすすめです。
たとえば、「たくさんの顧客が満足している」ではなく「顧客満足度92%」としたり、「導入する企業が多い」ではなく「1500社導入」としたりなど、具体的な数字を提示するようにしましょう。
文章の主体を顧客側にする
文章の主体を送り手側ではなく顧客側にすると、自然に相手に寄り添った表現ができます。これによりDMを受け取った顧客側が、自分に関係のある内容だと認識しやすくなるでしょう。
・ダメな例:弊社の開発した○○は××という特徴があります。
・良い例:(あなたは)○○について悩んでいませんか?
上記の例文では、DMの送り手側が主体になったダメな例よりも、良い例のほうが自分事として受け取ってもらえます。
来店時のエピソードなどを盛り込み、特別感を出す
手書きでDMを出しても、顧客全員に向けたありきたりな内容ではあまり効果を期待できません。たとえば、来店時のエピソードなどを盛り込むことで、手書きのDMが持つ特別感・パーソナル感をさらに演出できるでしょう。
メリットだけでなくデメリットにも触れる
手書きでDMを出す際、アピールしたい商品やサービスのメリットだけでなくデメリットにも触れるようにすることも、より効果的にする手法の一つです。
メリットだけでは、「本当にそんなうまい話があるのか」と疑心暗鬼になってしまいやすくなります。
そこでデメリットにも触れると、顧客から納得してもらいやすく、信頼を得られるのです。このとき伝えるデメリットは、メリットのほうが大きいと感じられるようなものにしましょう。
手書き代行業者を利用する
手書きのDMであれば、印字されたものよりも個性や企業の思いを感じ取ってもらえ、読み手の興味を引きやすくなります。とはいえ、手書きで対応しようとすると手間や時間がかかってしまうという負担も大きいです。
そのため、手書きのメリットは残しつつも担当者に負担がかかりすぎないように、代行業者を利用するのもいいでしょう。手書き代行業者のなかには、ロボット代筆サービスもあります。
宛名や住所も手書きにする
手紙のなかだけではなく、封筒の宛名や住所も手書きにすると、読み手の目を引きやすくなります。受け取った相手が「わざわざ自分のために書いてくれた」と感じるため、特別感があって読んでもらいやすくなるでしょう。
封筒の宛名や住所のみを手書きにしたり、手書き風のフォントを活用したりするのもおすすめです。
後追い電話(フォローコール)を行う
後追い電話(フォローコール)を行うことでも、DMの効果をさらに向上させます。手書きDMが到着した頃に電話を入れると、視覚的に影響力が高いDMとコミュニケーションが取れる電話のいいところを組み合わせられるため、成約率が高くなるでしょう。
謝罪や謙遜をしすぎない文章にする
DMで「突然のお手紙失礼いたします」などと硬い印象を受けるような謝罪文を入れると、礼儀正しさが逆にビジネスライクに映ってしまうことがあります。
また謙遜をしすぎることで、読み手側にいいイメージを持ってもらいづらく、企業のブランディングもうまくいきません。ブランディングとは、顧客から見て自社や製品にどのような魅力があると感じてもらえるか、イメージ戦略を行うことです。
そのため、DMを送る際は謝罪や謙遜をしすぎないようにして、好印象を持ってもらいやすい内容にしましょう。
手書きDMのメリットを理解し効果的なDMを送ろう
本記事では、手書きのDMについて解説しました。手書きのDMは印刷されたものよりも手間がかかるため、多くのDMが活字で印刷されているのが現状です。
その分、DMを手書きで書くと珍しさもあって画一的なフォントよりも目立ち、差別化につながるでしょう。
すべてを手書きで書くと担当者の負担が大きいため、一部分のみを手書きにしたり、手書き風のフォントを使ったり、また手書きで書いたデータをもとに印刷するのもおすすめです。
手書きのDMの基本的な書き方や効果をさらに向上させるポイントを理解して、効果的なDMを送りましょう。
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